2010.10.22
今回はタスマニアに食材を探しに行ってまいりました。
タスマニアはこれから春が始まる季節で、少し肌寒い感じです。時差は日本と2時間程です。
成田から約20時間余り、ゴールドコースト、メルボルン、2回の乗り継ぎを経て、タスマニア北部の人口8万人程の街ランセストンに夕方到着しました。その 日の夜は、移動の疲れもあまり感じ無く(まだ私も若い?)早速ランセストンの街に出て、タスマニアビーフが美味しいと評判のBlack Cawに来店しました。予約してなかったので、満席の為、1時間程待ちましたが、なんとかタスマニアビーフにたどりつきました。早速タスマニアビーフのリ ブロース400gと温野菜、それに生野菜サラダを注文しました。久しぶりに400gのお肉を完食しましたが、さすがに食べ応えがありました。とってもお肉 の味わいを感じるビーフで、塩、胡椒だけでも十分美味しいお肉です。焼き加減は私としては、ミディアムで食べるのが、タスマニアビーフはベストだと感じま す。
翌日からは、昨夜の余韻もつかの間がっちりと朝食を頂き早速タスマニア州政府のフランシーナさんの案内で食材探しに出かけました。まず最初にご案内して頂 いたのが、ランセストンから車で西に1時間程のところのトリフ畑でした。年間300㎏程の生産を夏と冬としているそうですが、フランス産と比べても遜色な いくらい、非常に品質的に高いものだと思います。ちなみに、フランスのトリフのシーズンオフの時期には、タスマニアトリフをフランスに輸出しているそうで す。
そしてびっくりしたのが、タスマニアでのチェリーの栽培でした。広大な敷地にチェリー畑が広がり、山形県をイメージさせるほどです。それもそのはずで、栽 培している品種も「佐藤錦」「紅秀峰」といった、まさに日本のブランドでした。毎年タスマニアから山形県にも視察に来られているそうです。また、山形県か らもタスマニアに視察に行かれているようです。ただ明らかに日本と違う点は、チェリーの木が日本は上に高いのに対して、タスマニアは地中に埋めている部分 が多いので、チェリーの木が低い点が印象的でした。
タスマニアの南に位置する中心地のホバートは、小さな港町と言うイメージですが、本当に綺麗な素晴らしい街です。港に隣接するシーフードレストランでの食事も最高に美味しかったですよ。どちらかと言えば、イギリスの料理にすごく近い感覚ですかね。
更にホバートの街から車で南に1時間程走ったところで、皆さんもご存じのタスマニアサーモンの養殖が行われていました。とても自然環境の素晴らしい海での養殖でした。ただアザラシが大量に発生していて、関係者の方々はとても困っていました。
その他にも、アップル、蜂蜜、ワイン、ウイスキー、勿論ラム、タスマニアビーフと沢山の食材の生産地を見ることができ、また何より直接生産者の方々とお話 させて戴けたことは、とても勉強になりました。タスマニア州政府のアラン・キャンベルさんはじめ、フランシーナさんのご協力に深く感謝申し上げます。また 必ず訪ねてみたいと思います。 皆さんも是非タスマニアを訪れてみて下さい。本当に感動すると思います。治安もすごくいい街です。
ここで皆様にお知らせです。
ここで、お知らせがあります。11月7日/8日の2日間、東京で開催されますアンダルシア料理コンクール全国大会に、クラウンレストランの松本寿が出場いたします。毎日練習を繰り返しておりますので、是非皆さんも応援宜しくお願いします。
そしてまた、11月6日にはペイサージュにて私、毛塚による第1回晩秋の彩の国味わいセミナーが開催いたします。このセミナーでは、埼玉県の酒蔵「文楽」 様とのコラボにより、地産地消の食材を使ったフランス料理に合う日本酒のサプライズもありますので、お楽しみにしていて下さい。 皆様に会場でお会い出来ます事を楽しみにいたしております。
2010.10.01
9月27日(月)山形県にあります山形調理師専門学校にて開催されました第22回トック・ドール料理コンテスト地方予選会において、パレスホテル大宮「ペ イサージュ」の長澤彩子が見事に優勝致しました。当日は女性ただ一人と言う中で、女性ならではの感性を見事に活かして、来年東京にて2月20日、21日に 開催します全国大会の切符を手にしました。
また表彰式が山形グランドホテルにて行われ、開催地山形市から山形市長賞も頂きました。 来年の全国大会に向けて、更に精進して結果を残したいと思いますので、皆さんも応援宜しくお願いしますね。
9月23日親子料理コンクールを開催しました。本年はパレスホテル大宮と東京ガス様とのコラボ企画にて、埼玉国際調理師専門学校にて100通に上る沢山の応募の中から、厳選に書類選考で選ばれた10組の親子ペアによって行われました。
当日は朝からのあいにくの天候にも関わらず、会場は親子の熱気と緊張感に包まれ素晴らしい料理コンクールでした。
そんな中見事に優勝したのは「大豆づくし定食」で臨んだ、鈴木さん親子でした。
カフェレストラン パルテールのバイキングにも取り入れていく予定です。是非皆さんも楽しみにしていて下さいね。
そして今週は、あの数寄屋橋次郎に行ってまいりました。言葉はいらないと言うのはこういうことだと痛感しました。とにかく理屈や説明はいらないの で、皆さんも是非その空間を体験してみて下さい。しいて言うならば、次郎さんを日本の料理人第一号の人間国宝にしてほしいということです。
ここで皆様にお知らせです。
本年も11月の埼玉県地産地消月間に伴い、11月29日(月)パレスホテル大宮「ローズルーム」にて、全日本司厨士協会埼玉県本部主催による、埼玉県地産 地消ブランド農産物を味わう集いを開催いたします。当日は特別ゲストにオスマン サンコン氏をお迎えし、地産地消メニューのフルコースを召し上がりながら、秩父のワイン、埼玉の地酒を存分に味わっていただきます。
そして最後にはさいたま市の観光大使でもあります、「大ちゃん」こと、吉武大地様にお越し頂き、素晴らしい歌声でフィナーレを締めくくって頂きます。
詳しいお問い合わせはパレスホテルホームページをご覧下さい。
2010.09.09
今年も9月1日~10月末日までの2カ月間、ホテル全館にて北海道フェアを開催中です。
今年は、特にパレスホテル立川との同時開催もしておりますので、是非パレスホテル立川にもお立ち寄り頂ければ幸いです。
そしてまた、ホテル1階にあります、カフェレストランパルテールの北海道ランチバイキングでは、「ズワイ蟹」の食べ放題はもとより、十勝共働学舎の「ラクレットチーズ」のワゴンサービス、南幌町産白いとうもろこし「ピュアホワイト」、余市の「トマトベリー」、ラムジンギスカンなど、北海道の旬の味わいに、沢山のお客様にご好評を頂いております。
ランチバイキングは、特にご予約をお薦めいたします。
なお、館内では北海道物産の販売をはじめ、特別抽選会も開催いたしておりますので、是非遊びに来て下さいね。
そんな中、9月からの北海道フェアを前に、8月末に道南に行って参りましたが、なんと8月も終わりだと言うのに、札幌で34℃、函館で30℃と本当に連日びっくりでした。
でもさすがに、朝晩は涼しいですね。
今回、函館にある、とっても美味しいお寿司屋さんを、クラウンレストランの顧客のお客様に教えて頂き、行って参りました。
五稜郭の近くにある「梅乃寿司」さんというお店ですが、親方自ら握って頂き、北海道ならではのネタづくしで、とっても感動いたしました。
何より、親方の人柄が素晴らしいです。以前は函館から北に1時間程の森町で営業していたそうで、函館に5年程前にオープンされたそうです。
函館に行かれましたら、是非、皆さんも行ってみて下さいね。予約をお薦めします。
今日は9月23日(木)に開催します、パレスホテル大宮と東京ガスでの企画、親子料理コンクールの書類審査を厳選に行いました。
本年は沢山の応募を頂き、本選に出場する9組を選出しましたが、本当にどの応募作品も心を感じるものばかりで、審査も非常に難しかったというのが本音ですね。
本選に進まれた10組の親子ペアの皆さん、当日は親子の美味しい思い出の時間を沢山作ってくださいね。
会場でお会いできますこと、楽しみにしております。
そしてまた、残念ながら本選に進めなかった親子ペアの皆様も、今回の参加レシピは、最高の親子の思い出として、我が家のスペシャルメニューに残して下さいね。
ここで皆様にお知らせです。
ペイサージュの長澤彩子さんが、9月27日(月)に山形県で開催されます、
第22回トック・ドール料理コンクールに参加します。
毎日仕事の終了後に練習をしていますので、
是非みなさんも応援してあげて下さいね。
2010.08.30
先日8月22日(日)に、つくばのエコ農園に行く「ホテル料理長と行く 有機野菜収穫体験ツアー」を開催いたしました。
この企画は今年で3年目になりますが、弊ホテルの田中祐作洋食料理長を中心に、ホテルスタッフとお客様で、バスで農園まで行き、一緒に有機野菜を収穫し、1泊2日でゆっくりホテルライフを味わっていただくというものです。
収穫したミニトマト、茄子、万願寺とうがらし、きゅうりの野菜は、お客様が持ち帰れるのは勿論、ペイサージュのディナーで、素晴らしい夜景と共に有機野菜をふんだんに使ったフルコースを召し上がって頂きました。
また、翌日の朝はホテルメインダイニング「クラウンレストラン」にて、収穫したての有機野菜をたっぷりと使用した、朝食を召し上がって頂きました。
お帰りの際には、沢山のお客様より、本当に楽しく、またお料理が美味しかったとのお言葉を頂き、スタッフ一同何よりのご褒美を頂きました。
今後も、素材は勿論、生産者の思いを大切に、旬の食材をベストの状態で提供していきたいと思います。
また、先日ペイサージュのホール、キッチンスタッフの勉強会を、新宿にある京王プラザホテル東京、メインダイニング「フランス料理アンブローシア」にて開催しました。
当日は市川取締役総料理長の多大なご配慮のもと、アンブローシア佐藤シェフのおりなす繊細なフルコースを頂きました。
市川取締役総料長には、ご多忙にも関わらずご挨拶にまでお越し頂き、本当にありがとうございました。
当日はペイサージュスタッフも本当に沢山の勉強をさせて頂き、今後のサービス、料理に生かしていきたいと思います。
ここで皆様にお知らせが2件あります。
①秋の北海道フェアを9月~10月末日まで、
今年もパレスホテル大宮全館で開催しますので、是非お立ち寄り下さい。
また、今年はパレスホテル立川でも、北海道フェアを同時開催しております。
②11月6日(土)に「晩秋の彩の国味わいセミナー」と題して、
ペイサージュにて料理セミナーを開催致します。
当日はホテル宴会場での料理セミナーを受講頂き、終了後は素晴らしい
ロケーションと共にソニックシティ31階ペイサージュにて、
ランチをお召し上がりいただきます。
是非当日、皆様に会場でお会い出来ます事、本当に楽しみにしております。
尚、詳細はパレスホテル大宮ホームページをご覧頂ければ幸いです。
アンダルシア料理コンクール入賞
2010.11.10
先日11月7日(日)、8日(月)に東京蒲田にあります東京誠心調理師専門学校にて、第3回アンダルシア産食材を使用した料理コンテスト全国大会が開催され、パレスホテル大宮の松本寿が見事に第4位に入賞いたしました。
この大会は、2年に一度開催され、スペインの食材を規定課題にし、タコを使用したオードブル、イベリコ豚を使用した肉料理、そしてスペイン産苺を使ったデザートの3品を制限時間内に各4人前ずつ作り上げるものです。
2日間にわたり、朝早くから北は北海道から南は沖縄まで、志ある料理人が集まり、本当にべストをつくしての素晴らしいコンクールでした。
松本寿はこの大会に向けて、毎日夜遅くまで精進してきていたので、改めて努力は嘘付かない事を痛感しました。今後は原点を忘れず更なる飛躍を期待しています。
本当に松本寿おめでとう。
そして又、11月6日(土)に開催しました、ペイサージュ「晩秋の彩の国味わいセミナー」も沢山の参加者の方々にご好評を頂き本当にありがとうございました。
下記は当日のセミナーメニューです。
La terrine d’un champignon de Chichibu et le gras du foie de France
秩父産キノコとフランス産フォアグラのテリーヌ
La brioche de pate qui coud d’une crevette et la brocoli de Saitama
小海老と埼玉県産ブロッコリーのパテブリオッシュ仕立て
Le ballottine saveur d’herbe epicee du cochon
彩の国黒豚フィレ肉のバロティーヌ 香草の香りを添えて