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2012.11.12
ご無沙汰しておりました。 先日新潟県佐渡を、初めて訪れて参りました。新潟港よりジェットフォイルに乗り、約1時間で佐渡の玄関口であります両津港に到着です。思っていたより佐渡は近いと言うのが印象的でした。大宮から新幹線に乗り約3時間余りで食材の宝庫佐渡は感激ですね。
早速バスに乗り、畑野の佐渡の名物南蛮海老の畜養施設を見学させて戴きました。活の新鮮な南蛮海老は食感がぷりぷりとして、とっても甘いですね。何と言っても頭を外して味噌にかぶりついた美味しさは格別でした。
次に赤泊にある紅ズワイガニの加工場を見学させて戴きました。紅ズワイガニ特有の水ぽっさの中に、紅特有の風味と甘みはこれからの季節には最高ですね。
今回の一番関心のありました、羽茂地区産の佐渡ルレクチェの追熟施設を見せて戴きました。新潟県内の他地区のルレクチェよりも非常に果実が大きくびっく りでした。お話をお伺いしましたら、今、羽茂地区の木は最高にいい樹齢を迎えているとの事でした。40日の追熟が終了する今月末の開禁日がとても楽しみで すね。
またおけさ柿の撰果場で炭酸ガスでの渋柿の渋抜きを見せて戴きました。甘柿とは違う甘くて滑らかな食味は美味しいの一言ですね。更にこれがあんぽ柿になると思うとたまらない美味ですよね。
そしてこの日最後に伺いました小木地区のビオレ・ソリエスのほ場では後を引く美味しさに感動でした。フランス原産のこのイチジクは、通常の イチジクの品種よりも、少し黒ずんでいて皮ごと食べても柔らかく、上品な甘さはこの時期の佐渡での醍醐味の一つと言っても過言ではない美味しさです。 この日は「旅館浦島」に宿泊しましたが、海辺から聞える波の音色と静寂な闇のコラボレーションされた空間は、日頃の雑念を忘れ無の境地を感じる素晴らしい旅館でした。勿論お料理も地元食材にこだわった美々でしたよ。
途中地元の方に情報を戴き、佐渡と言えば何と言っても「トキ」を一目見てみたいと思い寄り道をしたところ、木に止まっているピンクかかった5羽の「トキ」を見る事が偶然にも出来感激でした。 少し佐渡の山に入った所で原木椎茸の産地を見る事が出来ました。基本的には全て乾燥椎茸にするそうですが、形と粒ぞろいを見させて戴きましたが、大変品質の高いものでした。
またトキ認証米のほ場も見学させて戴き、自然環境に配慮した取り組みは、これからの日本の農業に必要不可欠な要素の一つだと強く感じました。 渡乳業さんでは、牛乳はもとよりバター、チーズの製造をお聞きし試食させて戴きました。まだまだバターなどは需要と供給のバランスが出来ておらず、課題も有りますが、国産チーズなどの素晴らしさを伝えて言って欲しいですね。 最後に加茂湖の牡蠣の養殖加工現場を伺わせて戴きましたが、小ぶりながらしっかりとした牡蠣でした。更に加茂湖の牡蠣は通常3年~4年といわれるのに対し、1年で食べれるまでに成長するそうで、良質で豊富な栄養源が山間部から加茂湖に流れこんでいるのだと思います。
本当に当初の佐渡のイメージは小さな島と言うイメージでしたが、どうしてどうして、スキー場もあるくらい標高の高い山あり、平地有り、無論 豊富な海産物有りと自給自足の出来る、まさに楽園ですね。そしてまた、佐渡は能を大成した世阿弥が晩年流された島としも有名ですが、今も日本最古の能舞台 があるなど、国内の3分の1が佐渡に有る程、「能」が盛んな土地でも有ります。是非今度佐渡を訪れる時には、ゆっくり能を観賞してみたいです。
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ご無沙汰しておりました。
先日新潟県佐渡を、初めて訪れて参りました。新潟港よりジェットフォイルに乗り、約1時間で佐渡の玄関口であります両津港に到着です。思っていたより佐渡は近いと言うのが印象的でした。大宮から新幹線に乗り約3時間余りで食材の宝庫佐渡は感激ですね。
早速バスに乗り、畑野の佐渡の名物南蛮海老の畜養施設を見学させて戴きました。活の新鮮な南蛮海老は食感がぷりぷりとして、とっても甘いですね。何と言っても頭を外して味噌にかぶりついた美味しさは格別でした。
次に赤泊にある紅ズワイガニの加工場を見学させて戴きました。紅ズワイガニ特有の水ぽっさの中に、紅特有の風味と甘みはこれからの季節には最高ですね。
今回の一番関心のありました、羽茂地区産の佐渡ルレクチェの追熟施設を見せて戴きました。新潟県内の他地区のルレクチェよりも非常に果実が大きくびっく りでした。お話をお伺いしましたら、今、羽茂地区の木は最高にいい樹齢を迎えているとの事でした。40日の追熟が終了する今月末の開禁日がとても楽しみで すね。
またおけさ柿の撰果場で炭酸ガスでの渋柿の渋抜きを見せて戴きました。甘柿とは違う甘くて滑らかな食味は美味しいの一言ですね。更にこれがあんぽ柿になると思うとたまらない美味ですよね。
そしてこの日最後に伺いました小木地区のビオレ・ソリエスのほ場では後を引く美味しさに感動でした。フランス原産のこのイチジクは、通常の イチジクの品種よりも、少し黒ずんでいて皮ごと食べても柔らかく、上品な甘さはこの時期の佐渡での醍醐味の一つと言っても過言ではない美味しさです。
この日は「旅館浦島」に宿泊しましたが、海辺から聞える波の音色と静寂な闇のコラボレーションされた空間は、日頃の雑念を忘れ無の境地を感じる素晴らしい旅館でした。勿論お料理も地元食材にこだわった美々でしたよ。
途中地元の方に情報を戴き、佐渡と言えば何と言っても「トキ」を一目見てみたいと思い寄り道をしたところ、木に止まっているピンクかかった5羽の「トキ」を見る事が偶然にも出来感激でした。
少し佐渡の山に入った所で原木椎茸の産地を見る事が出来ました。基本的には全て乾燥椎茸にするそうですが、形と粒ぞろいを見させて戴きましたが、大変品質の高いものでした。
またトキ認証米のほ場も見学させて戴き、自然環境に配慮した取り組みは、これからの日本の農業に必要不可欠な要素の一つだと強く感じました。
渡乳業さんでは、牛乳はもとよりバター、チーズの製造をお聞きし試食させて戴きました。まだまだバターなどは需要と供給のバランスが出来ておらず、課題も有りますが、国産チーズなどの素晴らしさを伝えて言って欲しいですね。
最後に加茂湖の牡蠣の養殖加工現場を伺わせて戴きましたが、小ぶりながらしっかりとした牡蠣でした。更に加茂湖の牡蠣は通常3年~4年といわれるのに対し、1年で食べれるまでに成長するそうで、良質で豊富な栄養源が山間部から加茂湖に流れこんでいるのだと思います。
本当に当初の佐渡のイメージは小さな島と言うイメージでしたが、どうしてどうして、スキー場もあるくらい標高の高い山あり、平地有り、無論 豊富な海産物有りと自給自足の出来る、まさに楽園ですね。そしてまた、佐渡は能を大成した世阿弥が晩年流された島としも有名ですが、今も日本最古の能舞台 があるなど、国内の3分の1が佐渡に有る程、「能」が盛んな土地でも有ります。是非今度佐渡を訪れる時には、ゆっくり能を観賞してみたいです。